大学受験で併願校を考える際には、公募推薦や一般選抜などの受験方法、科目数、合格発表日のスケジュールまでチェックしておく必要があります。特に併願受験の場合は、受験科目数によって勉強にかける時間もプレッシャーも変わってくるので、しっかり確認しておきましょう。
※このサイトでは、関西にある心理学が学べる大学を比較して紹介しています。各大学の特徴や偏差値、学費のほか、併願受験で大事な「公募推薦」と「一般選抜」の実施参考スケジュールも調査してまとめているので、気になる人は以下の記事も参考にしてみてください。
大学受験の本命はある程度決まっている、という方も多いでしょうが、悩むのが「併願校」。念のため複数の学校を受験しておき、万が一本命に落ちたらその中から入学する大学を決めよう、というケースも少なくないでしょう。とはいえ、実際に通うかもしれないからこそ併願校をどこにするか?は人生において重要な選択。ここでは偏差値40~60程度を目安として、受験方式ごとに「関西の心理学を学べる大学」を参考にまとめました。
一般選抜よりも早めに結果がわかるのが「公募推薦」。「併願」を選べば受かったら必ずその大学に行かなければならないという縛りもなく、精神的な安心感を得られます。また、公募推薦は面接や小論文などで総合的に判断されるため、受験科目も少ない傾向が。第一志望がこの方式に対応している場合は、ぜひ狙うべきだと言えるでしょう。
※以下で紹介している参考は「2024年度入試」の情報です(2024年4月調査時点)。2025年度以降の最新情報は、各大学の公式HPを必ずチェックしてください。
近畿大学は一般公募の場合、同年内に合格発表が行われる傾向。2023年は12月13日(水)に合格発表が実施されており、同年内に結果がわかります。
また、公募推薦であっても大阪、大阪北、東京、金沢、名古屋、名張、滋賀、京都、神戸、姫路、豊岡、和歌山、新宮、岡山、広島、徳島、高松、松山、高知、福岡と全国的に試験地が用意されているので、遠方の人も受けやすいのが特徴です。
大阪経済大学の2024年度入試では、2023年12/2(土)に合格発表が行われており、合格できれば冬休み前に“一安心”のお守りが得られます。公募推薦の受験科目は基本的に2教科で、大阪(本学)、大阪南、京都、神戸、奈良、和歌山、岡山、広島、高松と関西地方を中心に幅広い試験会場を選ぶことが可能です。
ただし、同校は一般選抜も2教科を選択できる方式が存在しますから、一般選抜の併願校として考えるなら併せて視野に入れておくと良いでしょう。
追手門学院大学の推薦入試は、2教科を選択する一般的なものと「特に高得点な科目を重視する」方式、「数学1本で勝負する」方式があります。
推薦入試で前期・後期日程が利用できるのも特徴で、2教科以上の場合に今ひとつ自信が持てない科目がある、数学が大得意!という方にとっては受験しやすい大学です。
2023年は12月4日(月)、12月25日(月)に合格発表が行われており、こちらも同年内に結果がわかります。
第一志望はできる限り早めに結果を知りたいものの、中には公募推薦に対応していない大学も。
その場合は一般選抜を受けるしかありませんが、共通テストの成績を組み合わせ、できる限り有利に勝負する方法もあります。
関西大学は公募推薦に対応していないようなので、一般選抜か共通テスト利用で試験を受けることになります。
受験科目は方式によっては2教科を選ぶこともできますから、自信がある教科があればぜひ検討してみてください。
また、試験地も全国的に幅広く展開されており、遠方の人も受験しやすいのが特徴です。
立命館大学も公募推薦を実施していないため、基本的には一般選抜か共通テスト利用となります。
2教科で受けられる方式と3教科で受けられる方式があり、文系は基本的に国語と英語は必須、選択科目として公民や地理歴史、公民が用意されているようです。
関西学院大学の一般選抜は、基本的に3教科を受験することになります。
文系と理系で科目が分かれていますが、心理学科は文学部に含まれるため、国語と英語、そしてもう一種を選択科目から選ぶのが決まりです。
試験地も東京、金沢、名古屋、大阪(北・南)、西宮(本学)、 姫路、岡山、広島、 高松、博多と全国的に対応していますから、身近な場所を選べそうですね。
どこにも受からなかったら…と不安だけれど、家庭の事情で浪人は難しい、という方も多いでしょう。大学受験には「共通テスト利用」と言って、万が一の場合には事前に受けた共通テストの結果のみで合格を勝ち取る方法もあります。これを「単独型」と言い、主に私立大学で適用されているのが特徴です。
一方で、共通テストの結果と当日の成績を併用する「併用型」も存在するため、出願の際は注意が必要。一定以上のレベルの私立大学になると国立大の志望者が滑り止めとしてこの手法を取る傾向があることから、ボーダーライン、共通テスト得点率が上がるケースも少なくないと言われています。
関西エリアには様々な専門分野で心理学の学びを深めていける大学があるので、自分の偏差値や合格ラインだけでなく、カリキュラムやキャンパスの雰囲気などもチェックしてみてくださいね。
大学受験は第一志望だけでなく併願も含めて検討する必要があるため、日程の組み方は複雑です。本命を推薦にするか一般選抜の学力で頑張るか、どちらにしてもスケジュール戦略が大事です。前年度や最新の募集要項に掲載されているスケジュールをチェックしつつ、勉強や準備時間も含めてシミュレーションすることで日程の不安は解消できるかもしれません。ぜひ試してみてくださいね!
併願受験で狙うべき!
心理学が学べる
関西の大学【3校】
ここでは、心理学が学べる関西の私立大学のうち、偏差値が45以上で公募推薦を2教科だけで受験でき、大学院で「公認心理師」資格*が取得できる3校を紹介。各大学の先輩が入学を決めた理由も参考にしてみてください。
※各校2025年度入試の情報を紹介しています。最新情報は公式HPをご確認ください(2024年6月調査時点)。
*「公認心理師」資格は大学院へ進学し、必要な科目を修了することが条件となります。詳しくは各大学の情報を確認してください。
近畿大学
総合社会学部
「公募推薦」※2025年度入試 参考
2教科受験
+調査書
外国語+国語or数学
(各教科100点+調査書)
「一般選抜」※2025年度入試 参考
3教科受験
ほか
外国語、国語+選択教科から選択(各100点)
CHECK
先輩が「近畿大学」に
入学を決めた理由
参照元:第11回(2023年度)テレメール全国一斉進学調査の回答より集計(https://telemail.jp/shingaku/p/shingakusurvey/result.php?code=0535&gc=10001978&ga=gaku)
近畿大学 総合社会学部の
<4年間>にかかる費用
合計:4,816,000円
(初年度1,361,500円、2年次1,131,500円、
3年次1,151,500円、4年次1,171,500円
※初年度の金額は入学時納入金を含む)
参照元:近畿大学公式HP
(https://kindai.jp/exam/expenses/list/)
近畿大学 総合社会学部
心理系専攻の【偏差値】
52.5~57.5
参照元:スタディサプリ進路
(https://shingakunet.com/gakko/SC000218/nanido/)
近畿大学 総合社会学部
入試情報
公募推薦(2024年度実施参考)
⼀般選抜(2024年度実施参考)
※そのほかのテスト方式は
公式サイトをご確認ください。
参照元:近畿大学公式HP
(https://kindai.jp/exam/system/)
大阪経済大学
人間科学部
「公募推薦」※2025年度入試 参考
2教科受験
+調査書
英語、国語、数学から
選択(各教科100点+調査書)
「一般選抜」※2025年度入試 参考
2教科受験
ほか
英語、国語、数学、
日本史/世界史から選択(各100点)
※必須科目はありません
CHECK
先輩が「大阪経済大学」に
入学を決めた理由
参照元:第11回(2023年度) テレメール全国一斉進学調査の回答より集計(https://telemail.jp/shingaku/p/shingakusurvey/result.php?code=0509&gc=10001551&ga=tmsslist)
大阪経済大学 人間科学部の
<4年間>にかかる費用
合計:3,883,000 円
(入学金:270,000円、学費:3,560,000円、
諸経費:53,000円)
参照元:大阪経済大学公式HP
(https://www.osaka-ue.ac.jp/campus/expenses/)
大阪経済大学 人間科学部の
【偏差値】
45.0
参照元:スタディサプリ進路
(https://shingakunet.com/gakko/SC000384/nanido/)
大阪経済大学 人間科学部
入試情報
公募推薦(2024年度実施参考)
⼀般選抜(2024年度実施参考)
※そのほかのテスト方式は
公式サイトをご確認ください。
参照元:大阪経済大学公式HP
(https://www.osaka-ue.ac.jp/campus/expenses/)
追手門学院大学
心理学部
「公募推薦」※2025年度入試 参考
2教科受験
+調査書
英語+国語
(各教科100点+調査書)
「一般選抜」※2025年度入試 参考
3教科受験
ほか
英語、国語+選択科目から
選択(各100点)
CHECK
先輩が「追手門学院大学」に
入学を決めた理由
参照元:第11回(2023年度) テレメール全国一斉進学調査の回答より集計(https://telemail.jp/shingaku/p/shingakusurvey/result.php?code=0499&gc=10001860&ga=tmsslist)
追手門学院大学 心理学部の
<4年間>にかかる費用
合計:4,872,000円
(初年度納金:1,242,000円※入学金含む
2年次以降:1,210,000円※諸費含む)
参照元:追手門学院大学公式HP
(https://nyushi.otemon.ac.jp/guide/fee.html)
追手門学院大学 心理学部の
【偏差値】
45.0~50.0
参照元:スタディサプリ進路
(https://shingakunet.com/gakko/SC000152/nanido/)
追手門学院大学 心理学部
入試情報
公募推薦(2024年度実施参考)
⼀般選抜(2024年度実施参考)
※そのほかのテスト方式は
公式サイトをご確認ください。
参照元:追手門学院大学公式HP[PDF]
(https://nyushi.otemon.ac.jp/admission/pdf/guide2024_p05.pdf)
【選定条件】
近畿エリア(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県)にある私立大学のうち、偏差値40以上60未満(*1)で、大学院において「公認心理師」資格が取得できる20校を調査。そのうち、公募推薦を2教科だけで受験でき、公式サイトに該当学部の在校生口コミがあり、2024年度入試での公募推薦型募集人数が35名以上で(*2~3)、かつ偏差値45以上の3校をピックアップしています。(2024年1月調査時点)